ネットワーク化のねらい

 エコファーマーが環境負荷の低減に加え、地球温暖化、生物多様性の喪失、肥料価格の高騰など地球規模での新たな課題への対応など環境保全機能の向上に資する取組を行っていくには、全国各地で先駆的取組を行ってきたエコファーマーたちが連携し、先進的な技術や経験の交流を通じて相互の研鑽を図り、技術力・経営力の向上を図るとともに、消費者や流通関係者への情報発信の強化を通じて、エコファーマーにより生産された農産物の取引が環境保全に繋がることを理解してもらい協力してもらうことが不可欠です。
 このような活動は、全国の多くのエコファーマーの皆さんの集結があってはじめて可能であり、平成22年9月1日に「全国エコファーマーネットワーク」を設立いたしました。また、環境にやさしい農業の一層の推進を目指して組織された全国エコファーマーネットワークの認知度を高め、活動の輪を広げるため、「全国エコファーマーネットワークのシンボルマーク」の普及を進めます。
 そこでまず、全国エコファーマーネットワークのご案内で活動の目標や内容をご理解のうえ、全国エコファーマーネットワーク規約をご一読いただき、入会手続きをしてください。

ネットワーク化の推進・活動体制

 これからの環境保全型農業については、環境負荷(化学肥料、化学合成農薬等)低減に加えて、地球規模での環境・資源問題の顕在化から環境保全機能の向上に資する取組の強化が必要であり、また、このような取組は消費者や流通関係者など多くの方々の理解と協力があって達成できるものです。
「全国エコファーマーネットワーク」では、以下の活動を行って参ります。
 ・エコファーマーの拡大・組織化の促進
 ・エコファーマーの資質・役割の向上
 ・環境保全型農業技術の拡充
 ・先進的技術・取組事例の情報提供
 ・環境保全型農業研鑽のための見学・相談受付
 ・農業の環境保全機能向上に役立つ活動
 ・交流会、研究会、研修会などの開催
 ・環境保全型農業推進のための調査・提言
 ・環境・農業施策に関する情報提供
 ・消費者・流通関係者等への情報提供
 ・ネットワークシンボルマークの普及 ほか
 このような活動を実施していくための企画・推進は以下の役員が中心になって行って参ります。

「全国エコファーマーネットワークの役員」
会 長 香取 政典 (千葉県)
副会長 佐伯 昌彦 (北海道) 福島 政治 (埼玉県)
田畑 和雄 (熊本県)
幹 事 佐々木陽悦 (宮城県) 杉本 正博 (静岡県)
冨田 信也 (愛知県) 菊井 新昭 (奈良県)
宇都宮俊文 (愛媛県)
監 事 児玉 洋子 (東京都)

 (一財)日本土壌協会は「全国エコファーマーネットワーク」の事務局を勤めています。